2024年関東でペルセウス座流星群を観察できるスポットと観察ガイド

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ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群は、非常に明るく、速度も速い流れ星のグループです。

毎年7月から8月にかけて最も活動が見られるこの流星群は、天文学的な知識がなくても楽しめる観察対象として広く知られています。

特に、2024年の夏には関東地方で観察するのに適した場所や観察方法をご提案します。この時期は親子での自由研究にも最適ですよ。

目次

関東でおすすめのペルセウス座流星群観察スポット

この夏の間に何度かチャンスがある中で、流星群が最も活動的な夜を選んで観察することが重要です。

2024年8月12日の夜から翌朝にかけては、ピーク時に最大40個の流星が見られると予測されています。

この短い期間に最適な場所で観察を試みることをお勧めします。

ヤビツ峠・菜の花台展望台

神奈川県秦野市にあるヤビツ峠近くの菜の花台展望台は、ペルセウス座流星群を観察するのに最適な場所です。

この展望台はアクセスが良好で、設備も整っており、夜景の美しさでも知られています。光が遮られた暗い場所で星空を見上げると、流星群がよりはっきりと見えます。

地球の丸く見える丘展望館

千葉県銚子市にある展望台は、日本で一番早く日の出が見えることで知られています。

夜間は展望台が閉館しているため、近くの市営駐車場から徒歩で丘に登り、流星群を観察することが可能です。周囲に遮るものがなく、星空が非常に美しく見えます。

堂平天文台・星と緑の創造センター

埼玉県にある昭和37年に設立された堂平天文台は、現在リニューアルされており、宿泊設備も完備されています。

観測会の予約者や宿泊利用者のみが利用できることに注意が必要ですが、周辺には美しい星空を楽しめるログハウスやバンガローがあります。

奥多摩湖

東京都内で星空観測におすすめの奥多摩湖は、新宿から約1時間でアクセスできる便利な場所にあります。

この地域は山岳地帯で明かりが少ないため、肉眼で星空を楽しむことができます。大麦代駐車場は24時間無料で利用可能で、夜間は多くの天体観測者が訪れる人気スポットです。

星降る森

群馬県沼田市にある「星降る森」は、周囲を木々に囲まれた自然豊かな場所です。市街地の灯りが届かないため、まるで星が降り注ぐような壮大な夜空を楽しむことができ、「天然のプラネタリウム」とも呼ばれています。


この場所は広大なキャンプ場でもあり、コテージやロッジなどの宿泊施設が整っています。特に家族連れや星空観測の初心者に適しており、星空観測以外にもハイキングや登山などのアクティビティを楽しむことができます。


夏にはペルセウス座流星群の観測ツアーも開催されており、夏の思い出作りに最適です。自然の中での冒険を楽しんだ後は、美しい星空の下で一夜を過ごすことができます。

住所:群馬県沼田市上発知町2543
電話番号:0278-23-7213

体験談

数年前に星降る森で小学一年生だった息子とペルセウス座流星群を見ました。

私たちは日が沈まないうちに到着していましたが、夜9時頃になりあたりが暗くなると多くの人が天才観測に集まっていました。

流星群のピークは深夜から未明でしたが、子供が小さいので10時頃から観測をはじめました。

息子は普段は見ることができないたくさんの星に興奮していましたよ。

ピーク時間ではなかったですが、1時間に10個ほどは流れ星を見ることができました。星が流れるたびに周囲の人々から歓声が上がりました。

栃本広場

玉県にある「栃本広場」は、天体写真撮影に最適なスポットとして知られています。実際には山頂に位置する広い駐車場で、約30台の車を停めることができます。

夜間は周囲が非常に暗くなるため、天の川や数多くの星々を肉眼ではっきりと見ることができます。

この場所は素晴らしい星空から「天空の里」とも呼ばれ、星空ファンに特に人気があります。夜空の美しさを存分に楽しむのにうってつけの場所です。

住所:埼玉県秩父市大滝栃本地区
連絡先:0494-55-0861

2024年のペルセウス座流星群観測ガイド:方角と観察方法

ペルセウス座流星群を観察する際、光害の少ない、人工照明から遠い場所を選ぶことが重要です。

特に2024年は8月12日の夜から13日の未明にかけて活動のピークを迎え、この時間帯に最も多くの流星が観測できます。

東京から見ると、13日の未明3時頃が最も多くの流星を見るチャンスとなり、暗い場所からなら1時間に約40個の流星が見えることが予想されます。

さらに、今年は8月12日が上弦の月に近いため、月が沈んでからの観察が推奨されます。

22時頃に月が沈むので、月が沈んでからは月明かりがないので星がよく見える絶好の観測環境です。

流星痕(りゅうせいこん)が残ることもあるようです。

「流星痕(りゅうせいこん)」は、流れ星が空を通るときに残る、光る線のことです。流れ星とは、宇宙から地球の大気に入った小さな岩石が、空中で高速で動くときに熱くなって光る現象を指します。この時、短い時間ですが、流れ星の後ろに光の帯ができることがあります。

この光の帯が「流星痕」と呼ばれるもので、流れ星が消えた後も、しばらくの間、空にその光の線が残ることがあります。風によって少しずつ形が変わることもありますね。大きくて明るい流れ星ほど、この流星痕も明瞭に見えやすく、長く残ることが多いです。

つまり、流星痕は流れ星が通り過ぎた後に空に残る光の足跡のようなものです。

夜空を長時間見上げるのは疲れるため、リラックスして観察できるようにレジャーシートに横になるのがおすすめです。北東の空を見上げれば、流星群を捉えやすくなるでしょう。

ペルセウス座流星群の観察のコツ
  1. 北東の空を中心に広く夜空を見上げる
  2. 目を暗闇に慣れさせるため、30分ほど暗い場所で過ごす
  3. 寝転がって観察すると首の疲れを軽減できる
  4. 防寒具や虫除けを準備する

この年は、家族や友人と共に流れ星を眺めながら特別な思い出を作る絶好の機会です。

2024年のペルセウス座流星群を見るベストスポットは関東のどこ?

2024年のペルセウス座流星群を最適な条件で観察することができる年です。

紹介したスポット以外でも、人工的な照明が少なく、適切な観察条件が整っていれば、どこでも美しい流星群を観察することが可能です。

ペルセウス座流星群は天然の夜空のショーであり、プラネタリウムで見るのとは異なり、その美しさを直接感じることができます。今回は関東での観測スポットと観察方法をお伝えしました。

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